松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

中共が起こす「拉致事件」(6)「護る会」も黙ってないぞ!

 国民が、あろうことか、国内から拉致監禁されて海外へ連れ出されても、滞在国で力ずくで拘束され人質とされても、コントロールの定まらぬミサイルを上空に飛ばされて命を脅かされても、いつも口頭の「遺憾砲」でしか対抗できないできた日本…


 この人が出て来てから、少し変わってきたと思う。
 戦後77年、手足をもがれた憲法で、有ること無いこと戦争責任をかぶせられ、稼いだ金は礼も言われず持って行かれ、それでもいつかは気持ちが通じるだろうと「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」耐えてきたが、結局、国際社会は「言い負け」「力負け」しては生き抜けない闘いの場であることを、折に触れて訴えてきた。


 参議院議員でありながら「首相」を視野に自民党総裁選に出ることを真剣に考えた青山繁晴議員、総裁選はしばらく遠ざかったが、大グループ「日本の尊厳と国益を護る会」を率いる立場でとうとう中共の日本人拘束事件についても発言してくれた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 国際条約であるウィーン条約により「不可侵」とされる外交官に対し、「身分にふさわしくない活動をした」と、いかにも共産党らしい曖昧な理由をこじつけ強引に国内法を適用し拘束しようとは、全くもって言語道断!!!


 例によって「抗議するだけの外務省」も害務省だが、抗議や謝罪、再発防止の要求を無視し「全く非を認めない」在日中共大使館の唯我独尊の態度は何だ!!!


 いずれも「法治国家」を装ってはいるが、実際には、ロシアのプーチンのように一人で戦争まで始め出す「人治国家」であり、あるいは、共産党による「党治国家」とでも呼ぶべき専制制度であって、中共やロシアを相手にする個人や企業は、身の処し方に注意が必要だ、と…




 党治国家・中共の法律の運用がいかにいい加減かということがよくわかる例が、最近も一件報じられたばかりである:
「殺人容疑者(※李富春(48)) 中国で代理処罰 22年前の事件 猶予付き死刑判決」
参考サイト:
殺人容疑者、中国で代理処罰=猶予付き死刑判決―22年前の妊婦殺害 | 時事通信ニュース


 記事により事件の経過を概略すると:
1998年、被害者(宇野純子さん=事件当時(21))が中国から来日。
【年月不明】被害者が日本に帰化。(帰化までの時間が短すぎる!?)
2000年2月19日、大田区で事件発生、妊娠中だった宇野さんが殺害された。
2000年7月、被害者の伯父夫婦とその息子夫婦の4人が逮捕され、3人が懲役8~12年に。
(「入国をめぐる金銭トラブルが背景にあった」らしく、4人全員が中国人と思われる。残りの1人の詳細は不明)


【時期不明】警視庁が、殺人の実行役として、伯父の息子の妻の妹で事件直後中国に逃亡した李富春(48)をICPOを通じて国際手配する。
2006年、日本政府は中国当局に代理処罰を要請。(「国際手配➡拘束➡要請」? 順不明。)


【その後、李容疑者が身柄を拘束され、死刑判決を受けたとの情報が入り2012年頃、判決文などの送付を求めた…2006年~2021年の15年間、不思議な時間が流れている…


2021年12月、中国から判決文が届く。
2022年3月4日、「容疑者・李富春は、代理処罰の要請を受けた中国当局に拘束され、宇野さん殺害容疑を認めたので、2008年2月に猶予付きの死刑判決を受けていた」ことがわかった。


「猶予付きの死刑判決は、一定期間後に減刑される可能性があり、警視庁は李容疑者の現在の状況や事件後の足取りなどについて、ICPOを通じて中国当局に確認している。」
…ここから又不思議な時間が流れそうな予感…


 恥ずかしながら、日本の公務員も段々質が落ちてきましたが、それでも仕事の水準は国際的に高いものであると信じています。
 どうか相手と一緒になって間延びした仕事などせぬよう、今後ともお願いしたいものです・・・