松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

おめでとう! “新年快楽!” “萬事如意!” “牛轉乾坤!” …

 今日新暦2月12日は春節、旧暦の正月元日です。
 おめでたいことは何度お祝いしてもいいですね、


明けまして おめでとう ございます!


 自国製武漢ウイルスを制圧したと豪語している中共では、本当に制圧したのかよ?、と訊き返したくなるような、又もや強引な政策を強いています。
 一年で最も人々が楽しみにしている新年の帰省、一家団欒を諦めさせるため、出稼ぎ先に残って新年を迎える人間に報奨金だの色々なインセンティブを与え、何とか人間の移動を抑えようとしています。制圧したはずなのに、変じゃ、ね?


 一方、大言壮語はしなくても、本当に抑え込みに成功している台湾からは、以下のように蔡英文総統からの新年の挨拶が届いています。


 チャイナの習慣からすれば、しばしば新暦の2月にズレこむ春節こそが新年ですから、1月はあまり正月気分を感じさせないことが多く、私も1月に仕事で出張したことがありますが、たとえば今年で言うと、1月中はまだ『ね年』という感覚なんですよね。
 彼らにすれば、そこまで本気なんです。


 さて、今日からが初めて『うし年』で、蔡英文総統の年賀の詞は『牛轉乾坤』となっています。


『牛(niu2)』は丑年の牛でいいですよね。
『轉(zhuan3)』は、『転、转』ですから、「変える、転ずる」。
『乾坤(qian2 kun1。けんこん)』は、
 『乾』=八卦で『天、陽』を、
 『坤』=八卦で『地、陰』を表わし、『乾』と『坤』の二つで世の中の全てを表わす。


 『乾坤一擲の大勝負』と言えば、
 『一擲(いってき。「一投げ」の意。サイコロによる占いが原義)』
 「サイコロをたった一回振っただけでその後の天下の一切が決まってしまうような、そのような天下分け目の大決戦」の意。


 で、何で『牛』なの? と思って調べてみると、
『扭轉乾坤』…「天下の大勢を一変させる」という言い回しに出くわしました。
 『扭(niu3)』…ねじる、ひねる。
 『扭轉(niu3 zhuan3)』…ねじり転ずる、局面を転換する。(後ろが3声なので、niu3➡niu2に変わる)


 つまり、『牛(niu2)』と『扭(niu2)』の洒落だったのです。


 蔡英文総統が、今の情勢を良くないと思い転換を図りたいと、実際に思っているかどうかは別にして、お正月の言葉遊びとして「より良い世の中になりますように」という祝意を表している、と解釈すれば、今日のところは100点満点かと思います…