松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

【標題】保衛臺灣 重奪香港

【見出し】台湾を守り 香港を奪い返す


 香港の人達は、本気で危機感を感じてきている。あの人口が750万程の小島で100万、200万人のデモが行なわれるということ自体すでに大変な事態である。
 それもこれも、例によってあの大陸の共産党のペテン、まやかしによるものだ。


 下の写真は、彼ら香港人が、最近、お金を出し合って、台湾の新聞『自由時報』7月26日の朝刊1面の下半ページに大々的に載せた意見広告である。


 以前から、「今日の香港は明日の台湾」という言い方がされており、台湾の人々には共産党の化けの皮が剥がれてくる香港から目を離さぬよう、悲劇を繰り返さぬため呼び掛けがなされてきたが、結局、国民党の馬英九や郭台銘、韓国瑜のように真顔で甘言に騙される馬鹿者が後を絶たないようなのである。



 さて、大見出しの8文字の下に訴えの内容が記されているのであるが、その小見出しは:
【小標題】向為香港人保存 《南京條約》的臺灣人致謝
【小見出し】香港人のために《南京条約》を保存してくれている台湾人に感謝


 完全に中共から心が離れているかと思わせるのは、この《南京条約》にまで話が遡っていることである。
 1842年、アヘン戦争の結果としてイギリスと清朝との間で結ばれたこの南京条約の正本は、現在、イギリス政府と台湾政府に保管されている。ということは、この条約の継承者は台湾であり、香港を返還するという場合、それは、法理論上、台湾に返還されるべきだったという所にまで話が戻るのである。


 現実には、種々の策謀を経て中国が主導権を握り、イギリスに「中英連合声明」の署名を迫り、香港の主権を手に入れることになった。そして、「解釈権」等を濫用することにより、政治、経済、司法、言語、文化等々への支配を進めた。


 記事の最後の小見出しはこうだ:
求臺灣人引此為戒, 不要相信中國任何承諾!
台湾人よ、これを戒めとし、中国のいかなる約束も信用してはならない!


参考:"Buzz Orange" という親米系?のニュースサイト: