松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

中国語なぞなぞ【新々】[52]:(成語謎)=所謂『四字熟語』を当てて下さい…

出題文(1)兔子 請 老虎
出題文(2)兔子 設宴 待 老虎


同じ成語を正解とする「なぞなぞ」の出題文を、二つの問題集から集めてみました:
(1)訳; ウサギが虎に御馳走をする。
(2)訳; ウサギが宴席を設けて虎をもてなす。


[ヒント]
 3月9日(水)に久しぶりに【諺】シリーズの文章を書きました。
 そのブログでは、年が明けて初めてのシリーズだったので、ちょっと遅いかなと思いましたが、今年の干支の “虎=寅” と来年の干支の “兎=卯” がセットで出て来る成語[寅](簡体字の場合)/[寅](繁体字の場合)を採り上げました。


寅・とら(2022年)]+[卯・うさぎ(2023年)の■/▲を]+[●する
という構文で、言ってしまえば、[翌年の分を前借りして食いつないでいく]という苦しい家計を遣り繰りする行動を定型化した表現です。
 生活に密着した表現として定着した時代がどうだったかはさておき、干支による比喩が悲壮感を大いに減じていることがこの成語の命だと思います。


 また、現在、実生活で「前借り」を経験することって有るでしょうか? クレジットでの遣り繰りが有ったとしても、年を跨ぐほどの「重度の」前借りというのがかなり考え難くなっていることも、逆にこの成語が「歴史的産物」として生き残っている所以ではないでしょうか。


 二つの出題文のいずれもが、
「自分の物を取られてしまう兎が、取って行く虎を宴会で接待する」
かのような、景気の良さそうな話になっている点にやや違和感を覚えるのですが、満漢全席を理想とする社会ならばこその情況の設定だと言えるのかもしれません…


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[答え]は、以下の3月9日付ブログ ↓ を御覧下さい:
【諺】寅●卯■ or 寅●卯▲ [寅・とら]と[卯・うさぎ]が… - 松本克のブログ


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