なぜ米中首脳会談は突然延期されたか・・・
という題名なので、「えっ、何のこと?」と、
中共問題勉強家としてあってはならない見逃しが有ったかと思い、慌てて見てみると、言論TVの編集者のほうが慌てていたようで、突然延期されたのは「米中首脳会談」ではなく、世界が注目する米・バイデン政権が行う初の首脳会談である「日米首脳会談」のことであった。
思わず、安心したような、騙されたような・・・
実は、この「延期」問題、櫻井さんが問題にしようとした程重要なことではないらしいことが、以下の抜粋編の前段に語られていた木村氏のコメントで納得が行く。
「イースターの休みの時期でもあるし、日本で語られていた日程が元々・・・」と、83歳の御大は些かも動揺しないのである。
以前、やはり言論TVでの発言が、いかにもアメリカ社会にドップリ浸っているようなので、今はアメリカに住んでいるのかとも思ったが、Wikipedia では『親米派』と紹介されているだけなので、どうやら日本に居ながら大きなアンテナを張っているようである。
その発言というのは、4年前、共和党のトランプが、圧倒的な優勢を伝えられていたヒラリー・クリントンに勝つであろうことを自信たっぷりに語っていた時のことだが、今回の番組でも、何の高ぶりも見せず、冷静にアメリカを観察する姿勢には見習うべきものを感ずる。
尚、言論TVの編集者が題名を「米中首脳会談」と間違えた気持ちがよくわかるのは、今回の日米首脳会談を前に、前月アラスカで行われた米中外相級会談についての彼の痛烈なコメントが強く印象に残るからである:
曰く「アメリカの外交の下手なこと、楊潔篪に全て論破された。この会談程馬鹿じゃないかと思わせる外交は無い…。」
「同盟国、同盟国…」と同盟国を前に出して中共と対抗しようとしているが、具体的なことは何も言わない。日本は旗振り役にならないほうがいい。梯子を外されるのがいいとこではないか・・・
と、まあ、なんと切れ味のいいこと…
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