松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

【標題】俄羅斯怒射中共三箭 中俄為何翻臉?

【見出し】ロシアが中共へ怒りの三射 中共とロシア(の関係)何故急転?


俄羅斯=俄…ロシア
中共=中 …中国
怒射 中共 三箭…怒りを込めて 中共に 3本の矢を よつぴいてひやうど放つ。
為何   …何の為に?、どうして?
翻    …ひっ繰り返す
臉    …顔
(➡翻臉 …不快な顔をする、がらりと態度を(悪く)変える)


 北京冬季五輪開会式での中露首脳会談の流れを引き継ぎ、ウクライナ戦争に関しては、中共は一貫してロシアの側に立っているとの観測が主流でしたが、ここに来て両国の結束が乱れてきたのではないかという観測記事が出たので、概要をお知らせします。


 4月29日、ロシアの官営通信社が、プーチンの経済顧問のジートフ(音訳)へのインタビュー記事を載せた。これが、怒りを込めて「よつぴいてひやうど放った」矢のような、中共を非難する内容の記事だったというのです:


1本目の矢;欧米から制裁を受けても “鉄の兄弟” 中共が居れば大丈夫と思っていたが、全然期待したようにならない。これは、純粋に産業技術的な問題なのか、あるいは、本当に協力する意図が有るのかどうか、政治的な問題ではないか。
2本目の矢;中共の企業や銀行がアメリカの金融制裁を恐れ、ロシアと取引をしたがらない。何と言っても、貿易相手国としての重要性という意味で、13位のロシアを見下しているのではないか。
3本目の矢;両国間の決済は米ドルが主で、中共はルーブルを使いたがらない。ルーブルが価値を下げても、高見の見物といった態度だ。


 すると、同じ日、中共外交部の “戦狼” として名を馳せたあのスポークスマン・趙立堅(※原文は:中共外交部的赵战狼立坚)は、何と、借りて来た子羊のように(※同:温和亲美的小绵羊)「中米両国の人民は元来友好的な感情を持っているが、反動勢力の攪乱により分裂させられている。どうか在席の記者の皆さんにもお手伝いいただき、相互の理解と信頼が深まるようの前向き思考での行動をお願いしたい」と、これまでとは打って変わった会見をしたという。


 そして、翌4月30日、極めつけは、中共の国営通信・新華社がウクライナのクレバ外相へのインタビュー記事を載せたばかりか、ロシアの一連の動きをウクライナへの「侵攻」として報じたというのだ。


 以上、どこまでを日本のマスコミも報じているのかわからないが、流れが大きく変わってきたかのように思え、興奮しながら報告するものです…