松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

【方言】「でいところにあるでいこんてーてーてー…」

 私が、女子プロゴルフの 渋野日向子(しぶの ひなこ)選手を益々好きになった理由の一つがこの台詞でした。


 どんな場面でこういう台詞が渋野選手の口から飛び出したのかと言うと、あるチャリティ・ゴルフの大会で 勝みなみ という同郷の選手とペアを組むことが決まった時、2人に共通する郷土色濃厚な方言でチーム名をアピールすることを思い付いたというのだ:
「(私たちのチームは)『でいところにあるでいこんてーてーてー  組』です」と。


 2019年に日本人女子として42年ぶりに海外メジャー大会・全英女子を制覇した時、その笑顔が素晴らしいと “シンデレラ・スマイル” と評判を呼んだ彼女は、本人が根っから明るい上に、周囲を和ませようという気遣いも忘れず、世界のゴルフ界のトップ・クラスの選手でありながら、コテコテの郷土の方言を使ってチームを印象付けるという機転が、私には何とも言えず新鮮に感じられ、いっぺんに好感度が跳ね上がったのだ。


 詳細は以下の出典記事に譲るが、そのチーム名の訳語だけを先に述べると、岡山弁で:
「(私たちのチームは)『台所にある大根を炊いといて 組』です」とのことだ!



 お隣の広島弁が、菅原文太の「~じゃけん」等の言い回しでヤクザ映画で有名になったことを考えると、岡山がきれいな標準語であろうと考えるのはあまりにも身勝手な話だが、倉敷の町や大原美術館等がおしとやかなイメージを振り撒くせいか、「岡山弁」という方言が注意の対象となったことが少なかったように思われる。


 しかし、実は、最近整理をしていた資料の中から次のような岡山弁の切り抜きが出て来たので、自分でも驚いたのだ。
 やっぱり、以前から方言マニアにはちゃんと目を付けられていたのだ:


参考;2016年3月13日、産経新聞・方言マメ知識 岡山【もんげー】
http://matsumoto.news.coocan.jp/blog_2016/160313_okayama_dialect.gif