松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

国立野球に魅せられ有吉佐和子さんはボールを12㌤贈った…

 [1980]昭和55年8月9日(土)付スポーツニッポン紙は「国立0対5箕島」の試合の記事の中であるエピソードを報じていた:
「魂の国立野球に魅せられた人は数知れない。作家の有吉佐和子さんはボールを12㌤贈った…」


 今さらではあるが、国立高校と有吉佐和子さんとの繋がりについては聞いたことが無かった。
 国高野球部を応援してくれていることで有名なのは、山口瞳さん、滝田ゆうさんらであるが、有吉さんについては、先輩たちに聞いてもわからない。


「はて・・・」と思っても、もう30年以上も前に亡くなっている方である。
 今のようにブログで私生活の一部が漏れ聞こえてくることなど無かった時代のことだ。
「もし、身内の人とか、秘書のような人がいたら、どこからか話が出て来ないでもないかも…」ということで探してみたら、これが大変なビンゴー!


 娘の有吉玉青(たまお)さんという人がやはり血を継いでいてエッセイ等を書いていた。
 母親の佐和子さんが急逝した1984年、玉青さんは20歳で在英留学中だったが、その後も、以前にも増す祖母の愛情に育まれ、1989年に早くも書き下ろしの『身がわり ~母・有吉佐和子との日日~』を刊行、正にそこに国高野球部の話も出ていたのである・・・