松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

今年[2017-平成29年]の西東京大会組み合わせは…

 さて、今年の大会を37年前の[1980-昭和55年]と比べると、さすがに大きな変化がいくつか見られますが、中でもビックリしたのは、参加校の数です。106校から131校に増えています。東東京大会は141校ということですから、東京集中という社会問題を秘めているのかもしれませんが、とにかく激戦区であり続けているわけです。


ところが、『参加校数』は、131校と言い、141校とは言っても、『参加チーム数』は、それぞれ、128チームであり、134チームだと言うのです。
初めは意味がわからなかったのですが、何と今は、2校、3校、今回多いところでは4校が『連合チーム』を作り参加するというのです。
野球部がいつまで増え続けるのだろうという疑問と同時に、サッカー等への人気の分散、体力の低下等を考えると、やはり単純に増え続けているわけでは無さそうな話です。


我々国立高校の野球部も、甲子園に出るまでは、部員数の確保が最重要課題であったかもしれません。試合の直前に怪我人が出たので、他の部から選手を借りた、とか、夏の大会が終わり三年生が抜けると9人揃わない、というような話は、幾度となく繰り返されてきたように思います。


そして、部員の少なかった時代の人間が目を輝かせるのは、「ああいうピンチの時代に何とか頑張ったからこそ、後の甲子園出場という大業が有り得たのだ」という何とも微妙な誇りです。


さて、今年の西東京大会が128チームだということを言いました。
通常通り4ブロックに分けて組み合わせを組むと、全ブロックとも32チーム、そして、「32」という数字は、1回戦が終わると16、2回戦が終わると8、3回戦で4、4回戦後2、そして5連勝したチームがブロック優勝と、全チームに完璧に公平な組み合わせを組めるラッキーナンバーなのです。おめでとうございます!
但し、シード校制度が無ければ…、という話ですが。


さて、せっかくのこのきれいな参加チーム数をグニャグニャにするのが、シード校の存在です。
それも、今年は、何に由来するのか、9校なのです。4ブロックに9校、問題アリアリですよね。当然の如く、2校x3ブロック、もう1ブロックに3校、と振り分けられます。次のようです:

組み合わせ表をザッと一目見た時の印象で、私は、シード校のアドバンスが、昔、2勝分だったのが、最近は1勝分に減ったのかなと思ったのですが、美しくなくなった組み合わせ表をよく見ると、シード校と同じ数の、割を食った不運な9チームが、2校x3ブロック、3校x1ブロックと散在し、それらとシード校との間には画然と2勝分の差が存在していることを確認し、「そういうことだよなぁ…」と、妙に納得してしまったのでした…


 では、組み合わせ表のオリジナルを: