松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

中共が起こす「拉致事件」(3)中国の特色有る共産党支配…

 日本の政治を操縦するため日本の国民を拘束して恫喝を繰り返す中国共産党。
 一度文章にまとめてみようと思い書き始めたところ、書いているうちに次から次へと関連する出来事が発生してきて、結局今日で3回目の連載とはなりました…


【1】まず、今月、ほぼ獄死に等しい死に方をした、③2015年6月に北京で拘束された76歳の男性についてです。
 櫻井よしこ氏の情報によると、勤務していた航空会社はJALだったようで、
「創価学会幹部で元日本航空社員。日本で定年退職を迎えた技術者を中国のさまざまな企業に再就職させていた。」とのこと。
 それにしても、73歳の人間を、「スパイ罪」で12年の懲役刑とは!
 定年を迎えた人間とはいえ、ヘッド・ハンティングをするからにはそれなりに価値の有る頭脳を呼び込んだ貢献者でしょうに、それを打ち消して余りある重罪を犯したということでもあるのでしょうか?
 共産圏の国々での「重罪」と言うと、すぐに思い浮かぶのは、「ソ連」の時代に、赤の広場で大きな声で最高指導者・フルシチョフの秘密をリークしたという例のあの一件ですよね。


 73歳の日本人が手に入れることのできる機密なんてその程度のことではないでしょうか。
 なんでも、「重要講話」の原稿の中に出て来る四字熟語を、そんなに頻繁に使われる成語でない場合、原稿に「読み」が書き込まれていないと、習近平氏はよく読み間違えてしまうそうです。
「フルシチョフの馬鹿野郎!」というリークと比べた時、「習近平は愚か者だ!」っていうのはどうなんでしょう、懲役12年にも相当する国家機密でしょうか。


 ’21年1月には、上訴が棄却されたことが判明したということが一度簡単に報じられていましたが、誰も接見できず秘密裏に処理されるだけなので、「上訴」と言われても、実際に行なわれたのか否か、本当は何も行なわれていないのではないか等、私に言わせれば、とにかく「人間扱いをしていません!」
参考サイト:中国当局が邦人男性拘束 「日本政府は日本人の人命救助にもっと本気になるべき」辛坊治郎が憤慨(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース


【2】千葉大研究者のウイグル知識人も拘束か?
 昨日入って来たニュースです。
 ジェノサイド(虐殺)の本場・新疆ウイグル自治区の話です。在日の兄妹が消息を求めて大使館に通い続けているそうです。連行されたら最後、命は当局の胸先三寸で決まってしまう中国のことですが、探し続ける人間が居る間は、当局も簡単に命を取るわけにはいかないかも? いや、逆効果かも? いや、いや、当局は「事実を作れる」から、何も気にしません…
 2017年頃から海外の留学経験者が「国家分裂罪」などの容疑で拘束されることが相次いでいるとのことで、ビザの更新で帰国しなければならないとか、故郷の家族との連絡が盗聴される、親戚知人友人が渦中に居るかのような騒動に巻き込まれる等、二重三重の罠を潜りながら皆さん共産党と闘っている姿には、涙ぐましいものが有ります。
参考サイト:狙われるウイグル知識人 千葉大研究者も拘束か、弟と妹が抗議(1/2ページ) - 産経ニュース


【3】今、中国国内で上を下への大騒ぎを起こしている “鉄鎖拘束女事件”
 大陸の農村ならごく普通の話では?と思っていた娘の誘拐、売買が、まさかこんなにも大きな問題になろうとは!
 県政府の嘘がバレ、市政府が乗り出す。
 市政府の嘘がバレ、省政府が乗り出す…
(中国の行政区画は、小さい方から、郷/鎮 < 県 < 市 < 省 <国 のように、「県」より「市」のほうが大きい。)
 漫画のようですが、共産圏の国々の行政は、小から大までどの段階の入れ子も全て腐っていることが多く、私は「マトリョーシカ腐敗」と名付けたいと思いますが、どうよ?


 “拐卖/拐賣(guǎi mài)” =拐売
…拐(かたる、かどわかす、つえ)。(人を)誘拐して売りとばす。
参考サイト:

石平の中国週刊ニュース解説・2月19日特集号


【4】カンボジアのポル・ポト政権は、毛沢東に倣って同じ方法で知識人を拷問・殺害していたと言われるが、中国で行なわれる拷問の一つに、袋をかぶせて呼吸困難にする次のような手法が有る:
「頭部をビニール袋でスッポリ覆って暫く放置すると、酸素が欠乏して脳に影響が出る。死ぬ直前で袋を開けて息をさせる。そしてまた、袋をかぶせる。これを繰り返すと、完全に廃人になります…」
参考サイト:習近平の「顔」に墨をかけた女性 1年後別人になって釈放 - YouTube


【5】共産党の治世の実態を象徴する写真として私が肝に銘じているのがこの写真!:

( 中共が起こす「拉致事件」 完)