松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

高・専とや、高[首脳会談通訳]は 専[専門分野通訳]を兼ねるか?

 私は、今、職業は?と訊かれるとたいてい「通訳ガイド」と答えることにしている。
 しかし、実は、専業として旅行ガイド業に打ち込んだことはほとんど無いし、今はもう自分の身一つ動かすのもやっとであり、他の人をガイドすることなど思いも及ばないので、ちょっと口幅ったいのではありますが。


 ただ、この歳になると、会社員とか公務員という分類には誰もが違和感を持ちそうに思え、いつまでも一人でできる「通訳ガイド」であれば、お互いに手を打てるギリギリの線かなという程度のことなのです。


 さて、中国語のガイドということでは、昨日、中国共産党政府が3年半ぶりに日本への団体旅行を許可するという吉報が飛び込んで来ました。


 福島の原発処理水放出の問題では、自国が所属するIAEAのお墨付きを “紙屑” にしてまでも “反日” 同盟を結成して嫌がらせを企んでいる中共ではあるが、半導体関連でのアメリカ主導の包囲網を考えた時に、日本と決定的な亀裂は避けたいという対外的配慮が有り、また、不動産バブルがはじけ、失業率50%という国内経済の破綻から国民の目を逸らすためという目的も有り、今回の決定になったと思われるが、旅行業界にとってはとにかく朗報ではある。


 一方、西洋に目が向いている茹でガエルたちの間では “エッフェル塔” を背景にした自民党女性議員団の無邪気な記念写真が話題になっている。
 日本のSNSは、今や、事の真偽とか他者への信義には関係無く、個人的な欲求にのみ基づいて他人を攻撃するための道具に化したかのようであり、マスコミ全体を含めた世の中が『声が大きければ大きい程、同じ敵を叩く人数が多ければ多い程、正しいかのような幻想』の中に在るように思えてならない。


 青山繁晴参議院議員も “エッフェル塔事件” の被害者だったとのことですが、私は、英語が達者である彼が、議員になる前、フランス語の通訳を雇った時の零(こぼ)れ話というのを皆さんに紹介したいと思い、今、これを書いている訳です。


 それは彼が独立総合研究所という研究所を経営していた時のこと、フランスの「国家憲兵隊」という所と打ち合わせをする必要が出て来たそうです。
 相手は何と言ってもフランスの国家機関、最善の体制で臨むために「日仏首脳会談の通訳」の実績が有る「高い通訳」を雇って会談に臨んだとのこと、正に武勇伝です。


「我々」と言ってはおこがましいかもしれませんが、通訳業からすると、「首脳会談の通訳」と聞けば、「最高レベル」のいい仕事をする人たちの話と思いがちですが、
「事実は小説よりも奇なり」 通訳の現場では必ずしもそうではない
という貴重な経験談を披露してくれています…


【全編37分から前半の19分のみを抜粋しました】


※上記抜粋以降の部分も見たいという方は、以下のサイトへ飛び、画面下方・現在放映位置を表す赤線上の赤丸をクリックして【18分50秒】の辺りまで強引にドラッグして引っ張っていけば、それ以降の映像を見ることができます…: