松本克のブログ

国立高校の甲子園出場に関する記事でこのブログに巡り会ったので、その辺りのことが中心になるかな・・・

巡回ラジオ体操、「今朝は北海道『?んべつ』からです…」

 私はちょうど小学校に上がる直前に親の転勤で東京に引っ越して来た。
 だから、ほとんどもう東京人なのだが、それでも生まれ故郷の釧路を始め、親戚の居る函館とか北海道全体にも懐かしさを感じるし、普通の東京人よりは北海道のことを知っているつもりでいる。


 学校も夏休みに入ったこの時季、朝、全国を回る巡回ラジオ体操は一種の風物詩である。放送スタジオで収録しているであろう平時のラジオ体操とは違い、現場の人たちの声でも流れて来れば、あたかもその地に旅行しているかのような、そういう快い錯覚を覚えることも一つの楽しみである。


「今朝は何処だろう?」と、ミステリー・ツアーにでも参加しているかのように耳を澄ますと、「今朝は北海道『んべつ』からです」とのこと。
 北海道に縁の無い人には知らない人も多いだろうと思われるが、『紋別』からであった。と言っても、それ以上のことは、北海道の東だったか西だったか全然あやふやであり、要は、そういう地名を知っている、という程度のことなのだが、ともかく「故郷」の一角であることには変わらないと思っているのだ。


 さて、体操が終わった後、ちょっと引っ掛かっていたことを一応確かめてみることにした。
 今朝の会場は、初めに『紋別』とは聞いたのだが、実は、体操のお兄さんの発音には何処か少し空気が漏れているような感じが有り、厳密にははっきり『もんべつ』とは聞こえていなかったのである。
 それが、「今朝は北海道、んべつ』からです」と表現した理由であり、一応、念の為、という程度のユルイ確認のつもりだったのだが、日程表を確認してみると、それは、何と!



「ほんべつ」でした。北海道にそういう名の町が有ったとは、ほんべつ初めて知りました。
 時に応じて「蝦夷っ子だ」とか「江戸っ子だ」とかいいように使い分けても、所詮はハーフでしかなかったということでしょうか…


※参考:巡回ラジオ体操日程表
https://www.jp-life.japanpost.jp/radio/assets/pdf/2023radio_venue.pdf